Ploneで大型ファイルを扱う
2009年5月30日
Ploneは、ZODBと言われるデータベース(DB)が内包しています。オブジェクト型データベースで非常に使いやすい物になっています。そのこともあり、コンテンツ類はすべてこのDB内に保存します。コンテンツとは、文書やHTMLはもちろん、PDFファイルや画像ファイルなども同じDBに入れることになります。
コンテンツデータがすべて、データベースに入ると言うことは、データの可搬性が非常に高く、移設やテストなど非常に便利です。しかし、大型ファイルが多くなるとパフォーマンスが低下することがあります。
それに対応するために、現在Ploneが使用している、ZODB3.6の後継であるZODB3.8では、blobデータを個々に外部ファイルに置くことが可能になります。
それをPloneでも使用しようとした、plone.app.blobというプロジェクトです。開発者の方とは、昨年のPlone Conference後のSprintで細かなことをいろいろと丁寧に教えてくれました。
最近のPloneはスピードアップなども図られていますし、このような便利なアドオンも準備されています。外部向けCMSから社内利用まで様々な用途に便利に使えると思います。