Ploneコミュニティの最近
Plone Symposium Tokyo
ご報告が遅くなりましたが、2015年6月にPloneシンポジウム東京を開催しました。
その時のレポートが 技評サイト(Plone Symposium Tokyo 2015 参加レポート) で公開されています。
海外から3名のゲストを迎えて、最新のPlone / Zopeの現状や継続リリースのことについて非常に中身の濃い話ができました。
Plone Conference 2015
Ploneシンポジウム東京の成果として、現在行われているPloneカンファレンス2015ブカレストに、日本からキーノートスピーカーとして、アクセシビリティ活動で著名な中根 雅文 さんが招待を受けました。私もその関連で一部助成していただき、このカンファレンスに来ています。
Ploneカンファレンスでは、中根さんによる、アクセシビリティの現状やPlone 5のアクセシビリティへの対応の話があり、多くのPloneエンジニアが興味を持っていました。
2008年から参加している(2011年を除く) Ploneカンファレンスですが、今年はPlone 5リリースという大きな目標を達成した後ということで、ニューバージョンのことで盛り上がりました。
マイグレーションの方法や対応アドオンのことなど、次の一歩に向かう姿勢が見受けられました。
ライトニングトーク
私は、ライトニングトークを2つ行いました。
一つは、Ploneシンポジュウム東京とPyCon JP 2015の報告。もう一つはCDNを使った大量アクセスに耐えた実績を報告しました。CDNをnginxの設定変更のみで使用するという昨年のPloneカンファレンスでLTした内容の実際の使ってみた結果報告でした。
開発Sprint
開発Sprintでは、以下を行いました。
- 日本語名のファイル・画像をアップロードするとショートネームが6文字程度の任意の文字列になり、ショートネームから拡張子がなくなる。
- Patchプロダクトを作成しPyPIにアップロードhttps://pypi.python.org/pypi/c2.patch.jashortname/1.0a1
- 処理的に問題ないようなら、Plone 本体コードに入れます。
- plone.app.mosaic を試す。
- CMFContentPanels / Products.Collage / collective.cover と過去に同じようなものがあり、2年前は、coverが決め手とされていたが、今は、mosaicらしい。DECOの流れでようやく完成しそう。ある程度はできているが、翻訳ファイルが無いなどもう一歩という感じ。様子を見たい。
- Diazoである部品を消す。これはテーマの適用の実装を手伝った。
- テーマをコピーして使う際に日本語のタイトルなどを入力するとUnicodeEncodeErrorになる問題。 PRしたので次リリースでは問題なくなると思う。 https://github.com/plone/plone.app.theming/pull/87
- 他に、中根さんのお手伝い
- スクリーンリーダで「新規追加」メニューを読みあげない問題の問題点の解析。
- スクリーンリーダで「削除」ボタンにアクセス出来ない問題の解析。 https://github.com/plone/Products.CMFPlone/issues/1194
Sprintでは、2つのバグの解決策を見つけ、アクセシビリティ関連で2つの指摘のお手伝いを行いました。