PyCon APAC 2017 in マレーシア に参加
今年もPyCon APACに参加してきました。今年の開催地はマレーシアのクアラルンプールで、私は2年ぶり2回目の訪問となりました。今回は、「参加者として」、「スポンサーとして」、「APACコミュニティの一員として」3つの立場での参加となりました。
概要
- PyCon APAC 2017 in MY
- 2017年8月25日、26日
- https://pycon.my/
- クアラルンプール中央駅からトラムと徒歩で30分程度のカンファレンス会場で開催
- 参加者 200名程度- 2日間 2トラック
ツアーの行動
昨年に引き続き、PyCon JPで参加者を募りツアーを開催しました。ツアーには3名の参加者のみでしたが、別便などで日本から15名程度が参加していました。
8月23日(木)深夜に羽田を出発し、24日(金)の早朝にクアラルンプール(KLIA)に到着し、ホテルに荷物を預けた後、ランチも兼ねて市内観光をしました。
夜には、ペトロナスツインタワー内で日本からの参加者13人で食事会を行いました。
8月25日(土)と26日(日)は、メインのカンファレンスDayでした。
25日の夜には、公式ディナーが行われ参加をしてきました。
8月26日(月)が、ツアーの最終日となり、午後には帰国の途に就きました。
参加者として
主催者の代表が、日本に住み会社を経営しているイクバル氏でした。彼とはPyCon APAC 2010 in SGで出会い、その後、コミュニティや仕事はもちろん個人的な関わりがあります。今年はAPAC開催ということもあり、参加者としてセッションを楽しもうと思い参加しました。
セッションではData関連の話題が多く、Deep LearnignのトークやOpenCVのトークは面白かったです。他にもOpen edXの話題も出ており、幅広く楽しめました。
スポンサーとして
企業スポンサーとして登録をしていました。
特に何かを行うつもりは無かったのですが、シルバースポンサーパネルディスカッションというセッションがあり、パネラーとなりました。
Pythonを何に、どの様に使っているかということから始まり、テストの手法やベンチャーならではの課題などの質問を受けました。最後の質問は「企業としてPythonへのコントリビューションの考え方」を問われました。私は、Ploneのコミッターを会社としてやっていますので、OSSへのコントリビューションの話をしましました。他のパネラーからは、PyConイベントのスポンサードすることも一つのコントリビューションだと考えているという答えもありました。
スポンサー特典として、ロゴの掲載を頂いたので記念写真を取りました。他にはスタンドアップデスクも準備していただいたのですが、配布物を準備していかなかったので休憩時間に会話をするスペースとしてのみ使いました。
APACコミュニティの一員として
PyCon APACは2010年にシンガポールで始まり、2013年に日本・東京で開催しました。その後、台湾・台北、韓国・ソウルで開催し、今年はマレーシア・クアラルンプールでの開催となりました。
開催地は前年のAPAC時期にメールなどを通じて意見交換をし、最終的な決断をカンファレンス中に行うというスタイルが定着しています。しかし、来年(2018年)のPyCon APAC開催について、議論が進まず、さらに積極的な立候補地も出ていませんでした。
韓国チームと私がこのことを気にかけており、カンファレンス2日目のランチで各国の代表者を集めてディスカッションを行いました。このディスカッションでは、開催希望都市の応募を待つことになりました。このような機会に議論が行えるようになったのは、この数年で各国間のコミュニケーションが取れるようになりお互いに考えていることが明確になったということの現れだと感じています。
イベント全体の印象
2年前に比べて、トークの内容が格段に面白くなっていました。スタッフ側も経験を積んでいるようでスムーズな運営をしているように感じました。来年以降のイベント開催も期待しています。