NVDAミートアップ東京2015.1の報告
2015年2月7日(土)午後に日本盲人連合会を会場にし、NVDAミートアップ東京2015.1を行いました。このミートアップは、1つのキーノートのあと3枠×4場所に分けてアンカンファレンス(オープンスペース)を行いました。はじめての試みでしたが、参加者の協力の下、楽しいイベントが開けたと思います。
概要
オープンソースのWindows用スクリーンリーダである、NVDAの小規模イベントとして、NVDAミートアップ東京2015.1を開催しました。年に3〜4回程度都内で開催をする予定です。
今回は、西早稲田の日本盲人連合会を会場とし、約30名の参加者が来てくれました。
私のこのイベントの主催として、会場の準備、ネットワークの準備、司会などを務めました。
キーノート
日本語チームの代表で、日本語版のリリースマネージャでもある西本さんに約30分で「2015年のNVDAとWindows環境」を話していただきました。
昨年1年間でNVDA日本語版の使用者が大幅に伸びたこと。自動バージョンアップも機能していること、逆に古いものを使い続けている方も一定層いることなどが分かる、ためになる講演でした。
それ以外にも、今後のNVDAの展望などがわかり、この話が聞けただけでも今回のイベントは良かったのではないでしょうか。
アンカンファレンス
主催者がの負担軽減と新たな発見を求めて、アンカンファレンス形式(オープンスペース)で、イベント運営しました。
視覚障害者が約半数いるというイベントで、自由に動きまわわってイベントを楽しんでもらうという企画を行ったので、最初はどうなることかと思いました。スタッフや周りの協力で大きなトラブル無く皆さん楽しんでいただけたようです。
アンカンファレンスのトピックとしては以下の様なものがありました。
- 地域コミュニティの活性化とお互いの協力
- 他のスクリーンリーダからNVDAへ乗り換える時の問題点など
- NVDAチームが行っている翻訳活動の方法
- 読み上げツールのデモ
- Windows タブレットでNVDAを使う
- NVDAの課題と使い方
- NVDA本家へのレポートや報告チケットの方法
- NVDAワールド2015をどうするか? スタッフ募集など
- Webアクセシビリティの現状
- NVDAを仕事で使うには
- NVDAアドオンの開発
私は、「地域コミュニティ関連」、「WindowsタブレットでNVDAを使う」(オーナーとして)、「Webアクセシビリティの現状」(オーナーとして) に参加し、ディスカッションや使い方を教えていただきました。
その他
今回のイベントは楽しい物になったと思います。同様なものが継続開催できるかどうかが次の課題だと思っています。
今回の反省点としては、時間配分の工夫をして、最後に各アンカンファレンスのサマリーまとめを発表する時間が作れたらよかったと思います。
イベントの後の懇親会も盛り上がり、新たな仲間も出来、次へ進める可能性も出てきました。
次回は、5月または6月に開催予定です。興味を持たれた方は気軽に参加してください。