NVDA開発者が来日し打合せ
NVDA
NVDAは、Windows用のスクリーンリーダです。PythonをベースにOSSで作られています。NVDAのメイン開発者である、Mickさんがオーストラリアから来日され、3月1日にIME関係の実装に関するミーティングを当社で行いました。
Mickさんは、PyCon JP 2012の時に、併設イベントとして開設したNVDAワールドで来日されており、今回が2回目の来日となりました。この後、サンディエゴでのイベントへの参加を予定しており、その前に日本に立寄られました。本日3月2日月曜日に東京都内で講演会も予定しているようです。
現在、NVDA本家の開発ステータスとして、世界のIMEに対応させるということがあります。現状では、日本語チームとしては独自に実装し日本語版をリリースしていますが、今後は本家にマージしていくという点も検討されています。
IME関連
今回は、IME周りの実装内容の説明やどのように作るべきなのかを一緒に検討しました。
私は、Mickさんを成田空港まで車で迎えに行きホテルにお送りしました。さらに3月1日(日)に、ミーティングの場所として当社を提供し半日の会議を開催しました。
実りのある検討会が出来たと感じています。
NVDAコミュニティ
本家のコミュニティである、 NV Acces の状況をお聞きし、現状を理解しました。
Googleなどのグローバル企業や日本の団体からの寄付で組織運営しているが、寄付が徐々に増えいい状況になっているようです。NV Accessは、NPOとして法律で守られているので簡単に企業の配下になるようにならない、健全化されたオープンソースソフトウエアであるということでした。
日本のコミュニティとして活動を行っている、NVDA日本語チームについてもMickさんに私たちの活動を説明し様々な課題を共有しました。
今後の活動へのヒントも出て前向きに面白いことが始まりそうです。