Plone Conference 2014 で行ったこと
2014年10月29日から11月1日まで、イギリスのブリストルで行われたPloneカンファレンスに参加してきました。今回は当社から私を含めて3名で参加してきました。カンファレンスの様子はあらためてまとめますが、まずは私自身が行ってきたことを報告します。
発表など
今回は3度、皆の前で話してきました。
- ライトニングトーク(初日)・・出発前から準備していた、日本のPlone事情の話とPloneシンポジューム東京開催の宣言。 発表資料 -- Recent topics about Plone in Japan
- オープンスペースのオーナー・・上記で発表したPlone Symposium Tokyoの開催相談、情報が欲しい人へのML招待などを行いました。Boardメンバーの一人が親身に相談に乗ってくれたのがありがたかったです。
- ライトニングトーク(3日目)・・2日目まで発表を聞いていたら、当社で取り組んでいるPlone+CDNの話をしたくなり急遽エントリーしました。エントリーを前後して主催者の代表であるMatt氏から、日本の事例紹介も行って欲しいと言われ、内容的には盛りだくさんの内容になってしまいました。 発表資料 -- Plone behind CDN Using CloudFront
開発やバグフィックス
Sprintオーナーとして、毎年恒例となった、カンファレンスSprintでのバグフィックス対応ですが、今年も行ってきました。日本語を含むマルチバイトの問題があったのでそれの修正を行いました。
他のテーマにも取り組みたかったのですが、この場で自分のプロダクトの開発を行うよりも、他の人から情報を得たいと思い、開発に没頭するのではなく、他の開発者からの情報を集めていました。
情報入手
特にSprint中に他の開発者からいろいろと話しを聞きました。
- Pone 5に関して日本語対応できない部分について・・まだi18nのPOTファイルが作りきれていない。順次行っていくので待ってほしいとのこと。こちらとしても日本語の翻訳がまだまだのところなので、POTファイル化を待つことにしました。
- IE と TinyMCEの対応・・IE9やそれ以降でもTinyMCEの問題が発生している。TinyMCEの最新では対応できているとが多いが、Plone4系での対応は後手後手になっている。場合によってはIEの使用を諦めざる終えない部分もあるが、それは笑い話として、プロダクジョンレベルとしての対応は行っていく模様だが、Plone -- TinyMCE -- 各種ブラウザ とPloneだけで簡単に解決できない問題もはらんでいて難しさを感じた。
- PloneEdu ・・・エデュケーション(教育)分野も多く使われているPloneのナレッジをこの分野に特化したドキュメントや情報共有のあり方を改めて議論していたので、話を伺いました。特にSSO(シングルサインオン)関係では、新規にプロダクトを作ったり、使いやすいように解説をまとめているそうです。MLも出来たようなので状況共有をしたいと思います。
その他親睦を深める
毎年恒例のPloneConf Partyにも当然参加しました。今年は各種ビールが取りそれ得てある会場の一部を貸し切り行われました。
毎年参加していると、友達も増え、私の英語力に周りも合わせてくれて、多くの友達と話が出来ました。Ploneを取り巻く環境は各地それぞれあるようで、盛り上がっている方や、苦労されている方もいました。様々な場所で活動している人々が、Ploneというキーワードで200人近く一同に集まれると盛り上がり、楽しいものです。
国内の勉強会仲間が、Ploneカンファレンスに行くと言うことは、Ploneの年次大会つまりは学会に出るようなものだということを言った人がいました。各地域での活動や実績を紹介し合い、新たな発見をするという意味では、学会的な要素も含まれているのだと思います。こうやって会うことが次のコラボレーションにもつながり、オンラインだけでは成し得ない絆やお互いの状況を確認しあう重要な場所だと改めて感じました。
Plone Symposium Tokyo 2015
国内の有志で、2015年にはPlone Symposium Tokyoを開催しようという事になり、今回のカンファレンスで開催の発表をし、Foundaitonの意向や他の開発者の意見を聞くことにしていました。
非常に多くの方から、いつ開催するのか?や場所はどんなところかと聞かれました。これから準備をし、会場が決まり次第日程等を発表したいと思っています。
PloneだけではなくPythonエンジニアや各CMSユーザが集まれる場所が作れればと思っています。詳細は追ってご連絡をいたします。